過去ログ - 式「誰だ、オマエ」  太子「聖徳太子です」
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27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage saga]
2012/01/17(火) 00:19:01.62 ID:kBP2DyYG0
式「ったく、オレちゃんと帰ってこれるんだろうな」

橙子「ああ、その点は問題ない。お前は肉体の純度が高いからな。
   どの世界もお前を受け入れるが、お前という異物を受け入れる余裕のある世界は無い。安心して帰って来い」

式「オレを使う理由はそんな下らないことか」

橙子「何もお前の肉体だけが理由じゃない。必ず帰ってくるという強力な意思が必要なんだ。
   先ほどプロポーズされたお前ならその条件は満たしていると思うがな」

――――心底楽しそうに笑っている。今すぐコイツをガードレールの外に放り出したい。事故なら幹也も許してくれるだろう。

橙子「あそこは私の城だぞ?会話なんぞ筒抜けに決まってている。おかげで面白いものを見れた」

そういって押し付けられる封筒。中に入っているのは小さな破片。

橙子「御神体の破片だ。そいつを元に探せ。っと、そろそろ開くぞ。準備はいいな」

式「開く?どこに―け――い―――」

周囲に変化は無い。変わっているのは私。視えるのは昔見た世界。昏睡していた間に見続けた何も無いところ。
辺りの気配が死んでいく。生きているものはなく光さえ無い世界。死がカタチとなってある世界。
体の感覚はすでになく、意識だけが在る世界。

ほどなくして、両儀式と聖徳太子は姿を消した。

橙子「・・・頼んだぞ、式」


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