過去ログ - 式「誰だ、オマエ」  太子「聖徳太子です」
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4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage]
2012/01/11(水) 17:03:30.53 ID:AYpgYrao0
橙子「さて、どうやってココに来たのか話してもらおうか」

おじさんは駄々をこねて動こうとしなかったが、式に睨まれて床に正座している。なんだか式の機嫌が非常に悪い。
おじさんは地面を見ていて小刻みに震えている。あのおじさんは悪い人には見えない。
が、ココには人避けの結界が張ってある。魔術師でも無い限りここに来れる人はいないだろう。

太子「気かついたら人がたくさん居る知らない所に居まして、その中で妹子を見つけたんです!
妹子を追いかけてたらここにいました!」

橙子「気がついたら、か。なるほど。ここに飛ばされる前の事を聞きたいんだが。話してくれるか」

太子「は、はい!しゃべります!あること無いこと言いますからどうか命だけは!」

橙子「あったことをそのまま話すだけでいい」

太子「はい!わかりました!あれは・・・


山の中

妹子「ちょっと、何でこんな山奥まで行くんですか。日も落ちてきましたし、そろそろ帰りましょう」

太子「イヤだ!ぐったりマーフィーくんを見つけるまで帰らないぞ」

妹子「山で一日中探してたものがそれ?もう知るか馬鹿!疲れたんで先に帰りますよ」

太子「馬鹿?馬鹿ていったな妹子の分際で。もう許さん!聖徳太神拳奥義、太子有情百裂烏帽子!」

妹子「キモッ、ってどこ行ってんです?そっちは崖ですよ!
何やってんですかぁ!」ああああぁぁぁぁぁぁぁ.....    メコッ


というわけです」

・・・何だろう。真面目に生きていることが馬鹿らしくなるようなこの感覚は。

橙子「いまいち要領を得ない説明だが、凡そ理解はできた。よし、二人ともしばらく外に出てくれ。荒治療をしてみる」

そう言われて僕と式は4階に行った。
階段を上がる途中で何か聞こえた気がしたが、今の事務所に入る勇気は無い。
式は町の景色を見ている。その姿はいつも通りで何も変わったことはない。変わったこともなく変わるはずの無い日常。
でも、何故かわからないけどしばらく式と会えなくなる気がした。


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