過去ログ - 式「誰だ、オマエ」  太子「聖徳太子です」
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83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[saga]
2012/02/11(土) 21:20:09.23 ID:P4oDZmcN0
式「アイツはどこだ?一緒にいたジャージの男」

翡翠「あちらの部屋におられます。言伝は既にお伝えしましたが、窓の外を見つめられたまま動かれておりません」

メイドは隣の部屋に通じる扉を指し示す。どうやらアイツは無事らしい。

式「そう。ところでこの服は何?それと持ち物、あるなら返してくれない?」

翡翠「お召し物は汚れておりましたので取り替えさせていただいております。
   申し訳ありませんが、洗濯が終わるまでそちらのお召し物をお使い下さい。
   所有されていた物はこの籠の中に入っております。御確認ください」

そういって差し出された2つの小さな籠。中にあるのはナイフとサイフと封筒。手が着けられた様子はない。
もう一つの籠には見覚えのない物が入っているが、これはアイツの持ち物だろう。

式「気を使ってもらって悪いな。ありがたく使わせてもらう」

翡翠「ありがとうございます。朝食の用意ができておりますので食堂へご案内いたします。
   部屋の外で待機しておきますので、準備ができましたらお声をおかけ下さい」

一礼して出て行くメイド。愛想の無さはどうかと思うが、必要以上にこちらに干渉してこないのは助かる。
秋隆もあれくらいの可愛気と過保護なところが直れば言うことはないのだが。


隣の部屋を覗いてみると、聖徳太子は外を見たまま微動だにしていない。
私が入ってきたことにすら気づいていないのか、窓の外を見つめたまま動く様子はない。
違う世界を二度も跳ばされて、アイツはアイツなりに何か思うところがあるらしい。

式「ったく。おい、違う世界に飛ばされて不安なんだろうがやるしかないだろ。さっさと食堂に行くぞ」

太子「あ、両儀さん。ちょっと椎茸と妹子どっちが乾いてるか考えてて聞いてなかった。
   もう一回言ってくれる?」











ギャアァァァァ

翡翠「?何の音?」


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