3:初投稿の名無し
2012/01/12(木) 16:37:21.06 ID:IJvW8Ms70
中に入るとそこは意外とスッキリとした、あまり飾り気の無いお部屋でした。
純 「あれ? 想像してた雰囲気と違うね」
梓 「うん、もっとこう真っ暗で怪しい感じかと思ってたけど」
憂 「雰囲気でごまかさない分、内容で勝負って事で結構当たるのかもしれないね」
奥の机を見るとそこには30歳くらいの女の人が座っていて私達に声を掛けてきました。
『はい、いらっしゃい……で今日は誰の前世から調べて欲しいのかしら?』
純 「じゃあ、まずは梓からね」
梓 「ちょっと、どうして私が最初なのよ?」
純 「いいじゃない、どうせみんな占ってもらうんだから」
『分かりました……じゃあまずはあなたの前世から見てみましょう』
そう言うと女の人は水晶を覗き込み何やら呪文のような言葉を小声で呟き始めました。
『あなたの前世は……ネコです』
純 「ブッ!……そのまんまじゃん!」
憂 (プフ……クク……ククク)
梓 「何よ二人とも! 笑うならちゃんと笑いなさいよ!」
『飼い猫ではなく野良の黒猫だったあなたは、気が強く自分で何でもやってしまいがちですが反面、人恋しくて甘えん坊な性格を現世に持って来ています』
純 「あたってる……」
梓 「うそ?! 私ってそんな性格?」
憂 「うん」
梓 「うんって……そんなあっさりと……」
純 「じゃあ今度は私の前世を見てもらえますか?」
『はい、では次はあなたの前世を見てみましょう……』
女の人はまた水晶を覗き込み呪文を唱えました。
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