過去ログ - アリューゼ「おい、てめぇが俺のマスターか?」士郎「え…………」
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◆dxCCH/48FFW7
[saga]
2012/01/15(日) 00:20:26.62 ID:1SyHAqN3o
バドラックはぼんやりとその様子を見ていた。
そもそも、自身がどういう状況なのかも曖昧なのだ。
俺の記憶は、ヴァルキリーについて来いと言われた所で切れている。
何故か長い眠りがあったようにも思え、気がつけばやけに豪勢な屋敷の、家具が散乱した中で寝ていた。
頭の中に「知識」が詰められた本を放り込まれたかのように、聖杯戦争の事、自身がアーチャーのクラスだという事、そして直後に部屋に入ってきた少女が、俺のマスターだという事、それらを理解した。
バドラック(あー、暇だ。この嬢ちゃんも、もうすこし、こう、ボンッキュッボンッなら良かったんだがなぁ……)
和室で机を囲む三人は、端から見て異様だ。
高校生二人はともかくとして、両手剣を持った男が、だ。
というかそもそも、一度一緒に仕事をしたやつを、躊躇無く斬るやつがいるか?
まったく……そりゃ、あんときは……俺がさっさと逃げたけどよ。
凛「じゃ、行くわよ」
士郎「行くってどこにだよ」
凛「決まってるじゃない。教会よ」
瀕死の瞬間に霊体化して、なんとか生き延びてるんですけどねぇ。
俺の意見を聞く素振りはないのが、なんともまぁ、悲しいねぇ。
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