過去ログ - 一方通行「あァ?魔法少女だァ?」
1- 20
170:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)[sage saga]
2012/02/22(水) 00:54:55.16 ID:MIXDwvKz0
――朝、見滝原中学校への通学路
  まどか達のいつもの待ち合わせ場所

仁美「ふわぁぁ…あ、はしたない。ごめんあそばせ」

独り言をぼやく仁美
そこへ、まどかがやってくる

まどか「おはよう。寝不足なの?」

仁美「おはようございます、鹿目さん。
   昨夜は病院やら警察やらで、夜遅くまで」

まどか「へぇ……」

まどかは昨日の廃倉庫での一件を思い出す。

〜回想〜

廃工場で助け出された後、まどかは気絶していた。
気がついて薄眼を開けると、そこには下からのアングルで、ほむらの顔があった。

まどか「……ほむら、ちゃん…?」

ほむら「気がついたのね」

意識がハッキリしてくるにつれ、ほむらにお姫様抱っこされていることに気づく。

まどか「えっと……、」

なんでこの状況なのかと、記憶を辿る。
虚ろな目をした、親友の仁美。彼女を含めた大勢の人が集団自殺を図ったこと。そして、魔女に囚われて殺されかけたことを思い出す。

まどか「ほむらちゃんが、助けてくれたの?」

ほむら「………巴マミが、助けてくれたわ。」

まどか「そう、なんだ」

会話が途切れる。

まどか「あの…、下ろしてくれないかな」

ほむらの腕が疲れてしまうことに気遣ったのもあるけれど、お姫様抱っこされている状況でこの沈黙は、居心地が悪かった。
ほむらは素直に、けれど寂しそうに、まどかを下ろした。
まどかは行こうとするが、ほむらはその場で立ち止まっている。

まどか「えっと…、どうしたのかな」

ほむら「……貴女はまた、余計なことに首を突っ込んで」

何かを堪えるように震えながら、ほむらは言う。
まどかから見れば、かなり怒っているように見える。

ほむら「貴女を守ろうとしてる人の事も考えて」

まどか「ほむらちゃん……。でもあのままじゃ仁美ちゃんや、操られてた人達だって」

ほむら「貴女が来なくても、私や巴マミが助けた。一般人が首を突っ込んじゃ駄目」

まどか「………、うん」

冷たく言い放つほむらの気迫に圧されて、力なく頷いた。

〜回想終わり〜


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
190Res/165.49 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice