過去ログ - 一方通行「あァ?魔法少女だァ?」
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2012/01/14(土) 21:05:04.25 ID:IszzjzgW0
少女の後を追うと、二人の少女と謎の白い生き物が巨大ドーナツの裏に隠れていて、
恵方巻きみたいな怪物に、金髪の中世っぽい少女を頭から喰らい付こうとしていた。

一方通行「よけろォーーーーッ!」

ここからじゃ助けに行こうにも間に合わない。僅かな希望にかけて、叫んだ。
恵方巻きみたいな怪物が、ガチン!と歯を合わせる。
金髪の少女は、回避が間に合った……というよりも、唐突に姿を消していた。

???「間に合ってよかった」

その声に振り向くと、さっきのモノクロに近い少女が金髪の少女の隣にいた。
あの恵方巻きみたいな怪物から、ずっと離れた場所に。

???「マミさん!あいつが!」

ドーナツの裏に隠れていた、青くてショートヘアな少女が叫んだ。
彼女の指差す方を見ると、恵方巻きみたいな怪物が再びそのマミという少女を喰らおうと、飛び掛ろうとしていた。

マミ「ひっ……!」

恐怖に竦んだのか、マミはその場を動けない。その彼女は、黒髪の少女が突き飛ばした。
代わりに黒髪の少女が喰われたか……と思いきや、再び怪物は虚空を噛んでいた。
と思いきや、怪物の口の中で爆発が生じた。

???「あなたの相手は私よ。かかって来なさい」

ムキになったのか、怪物は黒髪の少女に狙いを定める。
注射の押す側みたいな土台が並ぶ所を、注射から注射へとジャンプしていくように、
怪物をのらりくらりとかわしながら、黒髪の少女は立ち向かう。

そんな様子を見ていた一方通行は、少女が恐ろしい怪物と戦っている、という事実だけを認識した。
学園都市にいる、超電磁砲のような連中なのだろうか?

一方通行「何だか知らねェが……女の子が戦ってンのに、黙ッて見てンのは正真正銘のクズだよな」

一方通行「そこのテメェら。コイツを頼む」

???「え?は、ハイ…」

ピンクくてツインテールの少女は頷く。一方通行は、ドーナツの裏の少女達にミサカ19140号を預けた。

チョーカーのスイッチに触れると、ベクトル操作で一気に怪物の懐まで距離を詰め、黒髪の少女に当たらないよう怪物を上に向けて殴る。

???「貴方……、邪魔をしないで」

一方通行「うるせェ。嬢ちゃンはすッ込んでな」

ベクトル操作で怪物の懐に飛び込む。
すると、あっけなく一方通行は怪物に飲み込まれた――と思いきや、怪物は内側からズタズタに引き裂かれ、死滅した。

適当な注射器に着地しよう、と思ったら、そこは元の自転車置き場に戻っていた。


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