過去ログ - 一方通行「あァ?魔法少女だァ?」
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39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)
2012/01/15(日) 18:48:00.55 ID:cy5OwnFe0
一方通行とほむらの会話を、ずっとインキュベーターは後ろで聞いていた。
ほむらは、聞かれていることを知りながら、インキュベーターを無視して話していた。
QB「やれやれ、ここで全てをひけらかしてくれるとはね。
暁美ほむら、キミは魔法少女に関する知識をどこで手に入れたんだい?」
ほむら「………」
ほむらは答えずに、無言で睨む。
居ることを知りながら一方通行と話していたのは、インキュベーターへの明確な宣戦布告でもあった。
QB「ま、大方の予想はつくけれど。
それにしても、あれだけ邪悪そうな男にまで縋るとはね。大した覚悟だ。
そうまでして、どうして人間は、たかだか一個体の生き死ににこだわるんだい?訳が分からないよ」
明確な回答など無いと知りつつ、ほむらの神経を逆撫でするように、インキュベーターは言葉を続ける。
QB「ま、確かに君は一枚上手だ。このままでは、鹿目まどかと契約するには、困難を極めるだろう。」
ほむら「……絶対にやらせない。まどかとの契約を、止めてみせる。ワルプルギスの夜も、倒してみせる。」
QB「そのために、あの少年の手を借りたんだね?彼にどんな目に遭わされてでも。」
ほむら「お前の目的が止められるのなら。この命でさえ、安いものよ」
QB「君にとって鹿目まどかは、それ程までの価値があるという事だね?
ボクも同じさ。あの子と契約すれば、途方も無い感情エネルギーが回収できる。
君が君のやり方でボクの邪魔をするのなら、ボクはボクのやり方で、まどかを契約に導くとするよ」
その言葉を聴いたほむらは魔法少女に変身しようと、指輪をソウルジェムに変えて
QB「こんな所で変身するつもりかい?」
そう言われ、思いとどまった。大勢の人がいる喫茶店で変身して拳銃を放ったら――余計な邪魔者が増えるだけである。
QB「ま、せいぜい足掻いてみればいいさ。」
インキュベーターは、壁の影へと消えていった。
ほむら「絶対に……止めてみせる。お前の企みを。」
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