29:26 「おでんはまだか」[sage saga]
2012/01/15(日) 22:07:34.06 ID:bNQHNLQU0
冷たい風が吹きすさぶ、ある寒い夜の物語。
上条「うー、寒いなあ」
上条「大将、熱燗と煮込み。あと……何にしようかなっと」
モノレール高架下の屋台が、仕事帰りの不幸な男が選んだ、本日の憩いの場所。
上条当麻、25歳。職業、高校教師にして、警備員。
留年の危機を、なんども乗り越えて、無事に大学へと滑り込み、教員免許をとって、ここ学園都市で高校教師の職にありつくことが出来た。
上条「(少し腹に入るものがいいな。おでんにしよう。なんだか無性にあのたまごが食いたいなあ)」
そんな彼の目の前に置かれたおでん鍋にあるのは、大根、厚揚げ、がんもどき、ちくわ、こんにゃく、たまごに牛すじエトセトラ。
ほっこりと出汁が染みていそうで、見ているだけでお腹がぐう、と鳴りそうだ。
上条「大将。おで……」
言いかけたところで、ポンと後ろから肩を叩かれた。
ふっと振り返った視線の先に見たのは、
垣根「よう、上条。珍しいな、こんなとこで」
上条「おう、垣根か。仕事帰り?」
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