16: ◆eZUHOxTppE[sage]
2012/01/15(日) 20:24:41.20 ID:bIt6DJVy0
自分の席についても、何となく上の空でホームルームを聞いている自分がいた。
誰も気にしていないと頭で分かっていながら、周囲の目が気になるのは悪い癖だ。
授業中、先生に茶化されたりしないかしら。
クラスのみんなに笑われたら、どうしよう。
無駄な思考ばかりがぐるぐると駆け巡る。
気付けばあっという間にお昼休みの時間になっていた。
「綾乃ちゃん、お昼にせえへん?」
「ええ。いいわよ」
決まって声を掛けてくれるのは千歳だ。
思えば、千歳とは1年生からずっと同じクラスでいることができた。
そこに、2年生からはごらく部の歳納京子と船見さんが加わってなんだか一気ににぎやかになったような気がする。
生徒会で私が会長に就任した後も相変わらず、千歳は側に居てくれている。
いくら感謝してもし足りないくらい、私にとって彼女の存在は大きい。
335Res/210.51 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。