196: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/17(火) 03:32:05.76 ID:3Ackjly40
2月の終わりのその日、冷たい雪の降る朝だった。
コートにマフラー、手袋、さらには耳当てまでを総動員しても、外気の冷たさは容赦なくわたしの身体に染み込んでくる。
緊張して眠りの浅かったわたしは、雪の中を小走りに結衣たちとの待ち合わせ場所に向かった。
走った事で身体が暖まるかなと思ったけれど、立ち止まって数分も経てば、たちまち体温は奪われてポケットに手を突っ込むはめになるのだから侮れない。
待ち合わせ場所に着くと、既に結衣が寒そうに待機していた。
もう一人はまだ来ていないようだ。
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