214: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:04:39.34 ID:vwUxP9/A0
「あのね、こうしてるとわたしが風邪引いちゃったときを思い出すよ」
「・・・うん」
215: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:05:29.03 ID:vwUxP9/A0
千歳が、綾乃と抱き合っていたあの日の事が脳裏によぎる。
点と点がつながったんだ、いま。
そして、千歳の告白。
216: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:06:18.77 ID:vwUxP9/A0
「と、歳納京子・・・」
「は、はいぃ!?」
217: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:07:10.75 ID:vwUxP9/A0
「そう・・・見られちゃったのね」
「偶然だよ!」
218: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:07:54.01 ID:vwUxP9/A0
だから、ついそんな疑問が口からこぼれてしまった。
綾乃は、心なしか顔を赤くして、大きく目を見開いて驚いている。
「えっ!?」
219: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:09:23.24 ID:vwUxP9/A0
「きっと、うまくいくって!」
「・・・そうね。どうして、こんなに鈍い子を好きになっちゃったのかしらね。私って、ほんとバカ」
220: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:11:12.72 ID:vwUxP9/A0
「でもね・・・気付いたらあいつの事ばっかり考えてて、もうごまかし切れないのよ、今更ね」
「そっか・・・」
221: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:11:53.61 ID:vwUxP9/A0
「あ、お守り、ホントにありがとね。合格発表の時持ってくよ」
「ええ。受かるといいわね。それより、いつまで手を握ってるのかしら・・・?」
222: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:13:23.90 ID:vwUxP9/A0
「重大、発表?」
「何よそれ?」
223: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:14:08.70 ID:vwUxP9/A0
「ちょ、ちょっと歳納京子、手が痛いわよ・・・」
「おっと、ごめんごめん」
224: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:14:52.52 ID:vwUxP9/A0
綾乃がくれたお守りがあれば、きっと大丈夫。
そうだ。帰りに七森神社で、お参りでもしようかな。
わたしの試験ももちろんだけど、綾乃と一緒の学校に行けますように、とか。
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