237: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 02:51:02.85 ID:vwUxP9/A0
(卒業、か)
わたしはごらく部だ何だと、中学生活では好き勝手やってきた。
それが容認されていたのは、まぎれも無く生徒会、いや綾乃のおかげだった。
綾乃は、実体のない部活動に対して、“茶道室の維持・管理”というような名目を作ってくれていたのだ。
それは、わたしと綾乃がクラスメイトというだけでなく、部活の枠を超えて「友達」だったから。
2年生の頃は、一緒にコムケに行って、海水浴に行って花火をして、合宿もした。
3年生になって、原稿を手伝ってもらって、風邪の面倒を見てもらい、夏には神社のお祭りで射的を当ててもらった。
秋に、結衣と千歳と綾乃と4人で買い物に行ったことも覚えている。
両手が紙袋でふさがっていた綾乃の姿を、今もきちんと思い出せる。
それから、クリスマスに映画に誘ってみたらちょっとぎこちなくなって、始業式の日、千歳の告白を見てしまった。
でも千歳の告白はうまくいかなかった。
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