264: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/18(水) 03:29:55.68 ID:vwUxP9/A0
船見さんが両手で差し出した紙包みには、何となく見覚えがあった。
赤と緑で装飾されたリボンと、モミの木やステッキなどのイラストを交えた少々子供っぽくも感じる包装紙。
「これって・・・もしかして」
「落としたのが、見えたんだ。それでずっと預かってた」
忘れもしない、去年の12月25日。
それはまさに、私があの時に無くしてしまったクリスマスプレゼントの包みだった。
そのまま歳納京子たちとぎこちない感じで年が明けてしまい、すっかり忘却の彼方に置き去りにしてしまったものだ。
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