302: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/19(木) 02:27:56.10 ID:0pJSZQGw0
(やっと・・・言えた)
この一言を伝えるために、どのくらいの時間が必要だったのかと思うと気が遠くなる。
思わぬアクシデントのおかげで順番は逆になってしまったけれど、結果的にはこれで良かったのだろう。
「あのさ・・・綾乃?」
歳納京子は、今までの体勢から一旦身体を離して、私の首の後ろに両手を回している。
お互いの顔の鼻先まで、だいたい10センチメートル。
つまりとても、近い。
「これって、わたしたち“付き合う”ってことで、いいんだよね?」
「あぅ・・・う、うん・・・。もちろん、私の"好き”は、そういう“好き”よ」
「えへへ。わたしも・・・別に女の子同士とか関係ないよね。好きなんだもん」
「ううぅ・・・改めて言われると、恥ずかしいじゃない・・・もう」
「えへへ・・・あのね、えっとね」
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