52: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:22:39.68 ID:bIt6DJVy0
それに、いつもは私が照れてばかりで歳納京子と実のある会話をした事がなかったような気がした。
例えば、食べ物は何が好きか、とか、彼女の趣味(同人誌も含めて)とか、そういった“普通の”会話をしたのも、ほとんど初めてだったような気がした。
その点については1年以上同じクラスにいるのに、と自分のふがいなさを呪うばかりだ。
我ながら甲斐甲斐しいと思えるほど、つきっきりで世話をしていた効果があったのか、歳納京子は、夕方には自ら立てるくらいには回復したようだった。
「もう大丈夫だよ。ほんとにありがとね綾乃」
「でも・・・まだ熱があるわよ」
「あんまり長居すると、綾乃にもうつっちゃうよ?」
「それは、そうだけど・・・」
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