74: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 21:50:08.72 ID:bIt6DJVy0
*
75: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:30:04.52 ID:bIt6DJVy0
[件名:夏祭り]
[本文:いこうぜー!]
歳納京子から、その短いメールが来たのは夏休みが終わりに近くなった頃だった。
76: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:30:51.13 ID:bIt6DJVy0
千歳に連絡を取ってもらっていた一年前とは比べ物にならないくらい、
私は歳納京子との電話やメールのやり取りを当たり前に行うようになっていた。
もちろん遊びに出掛けるときは、ごらく部と生徒会のメンバーとが一緒になって行く事がほとんどだ。
77: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:31:49.13 ID:bIt6DJVy0
学校からも近い七森神社に皆が集まったのは、陽が落ちて間もない時刻だった。
ちなみに、事前にドレスコードまできっちり指定されていたのでここに集まった全員が浴衣姿である。
「うふふ、綾乃ちゃん似合っとるで」
78: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:33:44.70 ID:bIt6DJVy0
「よーし、みんなーちゅうもく〜!」
集まったところで騒ぎ始める面々を抑えるかのように歳納京子が声を張り上げる。
振り向くと、何やら手元に四角い箱を持ち出していた。
79: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:35:37.51 ID:bIt6DJVy0
「(やっぱり、今回も櫻子と・・・)」
「私たまにはあかりちゃんとかと組みたいなぁ」
80: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:36:55.64 ID:bIt6DJVy0
あかり「1」
ちなつ「1」
結衣「2」
千歳「2」
81: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:40:14.12 ID:bIt6DJVy0
「(よ、良かったですわ・・・本当に良かった)」
「ど、どうしたの向日葵? 嫌がらないの?」
82: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:41:27.71 ID:bIt6DJVy0
やがて追いついて来た歳納京子が私の隣に並ぶ。
黒地に大小の紅い花が描かれている着物に赤い帯。
良く見ると、頭に乗せたカチューシャもいつものものよりもう少し赤寄りで若干模様が入っている。
その日、初めて間近で見る、歳納京子の浴衣姿。
83: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:44:23.91 ID:bIt6DJVy0
「うお〜、いろいろあるぞ〜! 迷うな〜何からいこうかな〜」
「ちょっと歳納京子、落ち着きなさいよ」
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