過去ログ - 綾乃「好き。」
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77: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:31:49.13 ID:bIt6DJVy0

学校からも近い七森神社に皆が集まったのは、陽が落ちて間もない時刻だった。
ちなみに、事前にドレスコードまできっちり指定されていたのでここに集まった全員が浴衣姿である。

「うふふ、綾乃ちゃん似合っとるで」
以下略



78: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:33:44.70 ID:bIt6DJVy0

「よーし、みんなーちゅうもく〜!」

集まったところで騒ぎ始める面々を抑えるかのように歳納京子が声を張り上げる。
振り向くと、何やら手元に四角い箱を持ち出していた。
以下略



79: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:35:37.51 ID:bIt6DJVy0

「(やっぱり、今回も櫻子と・・・)」

「私たまにはあかりちゃんとかと組みたいなぁ」

以下略



80: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:36:55.64 ID:bIt6DJVy0

あかり「1」
ちなつ「1」
結衣「2」
千歳「2」
以下略



81: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:40:14.12 ID:bIt6DJVy0

「(よ、良かったですわ・・・本当に良かった)」

「ど、どうしたの向日葵? 嫌がらないの?」

以下略



82: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:41:27.71 ID:bIt6DJVy0

やがて追いついて来た歳納京子が私の隣に並ぶ。
黒地に大小の紅い花が描かれている着物に赤い帯。
良く見ると、頭に乗せたカチューシャもいつものものよりもう少し赤寄りで若干模様が入っている。
その日、初めて間近で見る、歳納京子の浴衣姿。
以下略



83: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:44:23.91 ID:bIt6DJVy0

「うお〜、いろいろあるぞ〜! 迷うな〜何からいこうかな〜」

「ちょっと歳納京子、落ち着きなさいよ」

以下略



84: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:46:53.11 ID:bIt6DJVy0

「ほい、綾乃の番!」

「え、あっ、うん」

以下略



85: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:48:42.98 ID:bIt6DJVy0

などというやり取りをするだけで体温が上がってしまう私。
気を取り直して、おもちゃの銃を構える。
確かに狙いにくい位置だけど、歳納京子が落としたぬいぐるみの分の隙間から何とかいけそうだ。

以下略



86: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:51:05.78 ID:bIt6DJVy0

軽い銃声のあと、むなしく揺れる景品の箱。

「あぁ〜・・・」

以下略



87: ◆eZUHOxTppE[saga]
2012/01/15(日) 22:52:22.19 ID:bIt6DJVy0

カタン…

一瞬の間を置いて、箱が倒れる音。
私の放った弾丸は、見事狙いの品物を射止めたのだった。
以下略



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