16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/01/16(月) 23:38:56.46 ID:5Cvu8oBHo
「こんなこと言うのもなんだけどさ」
苛々の募った私の口はもう止まらない。
律の様子がおかしいという疑問より、律に厳しくしなければという思いが勝った。
「隣でいい加減な気持ちでいられると迷惑だ」
「そ、そんな言い方しなくたって」
「だいたい、最近のお前は気が緩みすぎてるぞ」
「そんなことねーし!」
「そんなことあるよ。あるから釘を刺してるんだ」
「私にだって、色々事情があるんだよっ」
「事情って何? 受験より大事な?」
「そ、それは……」
口ごもる律。
言い訳すら出てこないのか。私の苛々が限界に達する。
そして、私は決定的な一言を言ってしまった。
「勉強の邪魔」
「……!」
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