12:にゃんこ[saga]
2012/01/19(木) 19:06:03.58 ID:nNWGVWep0
でも、そんな事で落ち込む私じゃない。
むしろ逆に燃えてきた。
連絡を取ってみると、唯達の方もかなり実力が落ちてしまってるらしかった。
これじゃ梓達を見返すつもりが、逆になめられたままになってしまう。
そうはさせん。そうはさせんぞ。
だから、それから私達は時間を見つけては四人で集まって、
新生軽音部に負けない音楽が演奏出来るように猛練習を積んだんだ。
そうして迎えた新入部員紹介ライブの当日
(ライブってのは私達の中で勝手に決めた事だけど)、
登校中に私達がよく合流してた横断歩道の前で、私達四人は梓を待っていた。
待ち合わせの予定時刻よりはかなり早かったから、
私達を出迎えてくれる梓達がまだ来てないのは分かってた。
でも、私達は一刻も早く待ち合わせ場所に来たかった。
新入部員の紹介を楽しみにしてるからってのも勿論あるけど、
梓達の前でまた演奏出来るのが、四人ともすごく嬉しかったんだ。
どれだけ実力を取り戻せたのかは分からない。
ひょっとしたらひどい演奏になるかもしれない。
だけど、そんな事よりも私達は演奏したくてたまらなかった。
やっぱり、私達は音楽が大好きなんだろうと思う。
きっと音楽という魔物に魅入られちゃってるんだろうな。
ううむ、恐るべし、音楽という魔物。
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