46:にゃんこ[saga]
2012/01/24(火) 19:45:33.42 ID:d2TFKSm50
私が呟くと、「勿論、可能性よ」と和は付け足した。
可能性なのは私も分かってるけど、
その可能性が間違っていないとも言い切れない。
それは頭の片隅ででも、考えておかなきゃいけない事なんだ。
でも、まあ、今はまだいいだろう。
まずは和の指摘通り、私達がこれからここでどうやって生きていくかを考えるべきだ。
その答えは私にはまだ出せそうもないけど、
和に考えてもらいながら、少しずつ話し合っていければいいと思う。
にしても……。
私は感心して和に声を掛けていた。
「色んな可能性を考えるよなあ、和も。
流石は頭脳労働担当ってか?」
「律達に動いてもらってる分、色々と考えておかないと申し訳ないもの。
それが私に出来る事だものね。
でも、出来ればたまにでいいから律達にも考えてほしいわ。
私の頭は固い方だって自分でも思うのよ。
試験とかの決まり切った答えなら出せるけど、柔軟な発想じゃ唯達にはとても敵わないから」
「唯の発想と比べたら、誰の脳味噌も筋肉みたいなもんだと思うけどな……」
「それでも、よ。
唯ほどでないにしても、律も私には思いも寄らない発想をしてるもの。
そして、その発想を実践する行動力もある。
唯も発想力はすごいんだけど、突拍子が無さ過ぎて実践出来ない事があるものね。
だからね……、本当に頼りにしてるわ、律」
なるほど……。
和が私を頼りにしてるのは本当らしい。
その期待に応えられるかは分からないけど、出来る限り応えたいな。
657Res/1034.29 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。