過去ログ - 律「閉ざされた世界」
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540:にゃんこ[saga]
2012/06/10(日) 18:36:19.55 ID:bX5VV6EK0
「律先輩……、私、皆さんの役に立ちたいんです……。
皆さんに必要にされたんです。
もっともっと傍に居たいんです……」


「いや、でも、急に……、何で……。
私にキスしようとなんて、どうしていきなり……。
傍に居るとか必要にされたいとか、それならもっと他に何か……」


「だって……、律先輩……。
一緒にお風呂に入った日、律先輩、私にキスしようとしてたじゃないですか……。
私の事を抱き締めようとしてたじゃないですか……。
ですから、私は……」


気付かれていた!
私は一瞬で自分の頭が真っ白になるのを感じた。
気付かれてないと思ってた。
私の逃避を……、梓に甘える事で逃げようとしてた事を、気付かれてないと思いたかった。
実際、梓は私の逃避に気付いてないよう思えた。
だけど、梓は私のしようとしてた事に気付いていたんだ。

身体が震え、嫌な汗を掻いて、
息が止まりそうなほど緊張している自分に気付く。
梓の真意が掴めない。全然掴めない。
私がしようとしてた事に気付いて、
それでも私の傍に居ようとする梓の想いが……。
全然、分からないから……。
私は……、震え続けてしまっている。


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