72:にゃんこ[saga]
2012/01/31(火) 18:45:15.99 ID:Z8DHpmFV0
時間にして二分くらいだったと思う。
名残惜しく私が梓から身体を離した時、純ちゃんが苦笑しながら梓に言った。
「梓、律先輩とイチャイチャし過ぎ。
やっぱり愛人の私なんかより、本妻の方が好きなのね……!
よよよよ……!」
「何よ、愛人とか本妻とかって……」
梓が呆れて呟き、また肩を落とす。
つーか、本妻って私か?
でも、私と梓がくっ付いてるのを見守っててくれたのを見る限り、
純ちゃんは梓が幸せならそれでいいんだって思ってくれてるんだろう。
勿論、愛人とか本妻とかそういう意味じゃなくて、
一人の親友として、梓の幸福を願ってくれてるんだと思う。
一瞬、純ちゃんが真面目な顔に戻る。
それから、ちょっと苦々しげに言葉を続けた。
「でもね、梓。
そろそろそのハーレム体質、いい加減どうにかしないと。
唯先輩にはよく抱き着かれてるし、澪先輩とは姉妹みたいだし、
律先輩とはメールしまくりだし、最近はムギ先輩とも仲がいいみたいじゃない。
何よ、そのハーレム……。
あー、羨ましい!」
最後には本当に悔しそうに叫んでいた。
苦々しそうに見えたのは、単に羨ましかっただけか……。
まあ、確かに私が純ちゃんの立場なら、梓の事が羨ましくなるかもしれない。
私はともかくとしても、
澪はファンクラブもある上に面倒見がいいし、
ムギも優しくておやつを提供してくれるし、
唯も度が過ぎる所はあるけど後輩想いで面白い奴だからなあ。
こんな先輩達が居るなんて、確かに羨ましいな……。
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