過去ログ - 許嫁「末永く宜しくお願い致します!」その2
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828: ◆vF1GrLS8msUg[sage saga]
2012/02/10(金) 21:14:09.12 ID:11G3yRXAO

女「おはよっ!」

友「よう!」

教室に入るとクラスメートに加えいつもの二人が声を掛けてくる。
許嫁が来る前からこの二人だけは変わらない。

いや、付き合い始めたという大きな変化はあったんだけれど。
正直、女を好きだった時期もあったのでモヤモヤしないでもなかったが……

許嫁が居なかったらオレたちの関係はどうなっていたことやら。

くだらない雑談をしながら、HRが始まるまでの時間を過ごす。


先生「〜であるから、この場合……」

授業中は正直暇だ。

教科書を読むだけで大体なんとかなったので、以前は窓の外をボーっと眺めていた。
今は、目標があるので以前よりは多少真面目に授業を受けているが。

隣では許嫁が熱心にノートを取っている。
真剣な表情を見ると、年相応に見える。
甘えてくるときは子供みたいだし、ベッドの上では大人びて女らしい……何考えてるんだ、オレは。

10年前、いやもっと前から身体が弱かったらしく、普通の学校生活は初めてで楽しい、と言っていた。
オレにとっては授業なんて面倒なだけだったんだが。

でも、今はそれほどイヤじゃない。
許嫁がいるだけでこうも変わるとは思わなかった。

先生「男、聞いているか?」

いかんいかん……




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