過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その2
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/01/26(木) 20:51:49.49 ID:sVgNsM8l0
盗賊「島まではあと1時間ほどかかるそうだぜ」
女勇者「あれ、結構長い!」
盗賊「この霧だ。飛ばしていくわけにもいかないだろ」
魔剣『でもじれったいよー』
女勇者「ですよねー。あぁ、さっさと着けばいいのになぁ」
女勇者「……なんか、こういう怪しく霧が出てると、おっかない話が頭に浮かびますよね」
僧侶「え?」
魔王「貴様はまたいきなりわけのわからん事を。海へ放り投げるぞ」
盗賊「やめろ…」
女勇者「せっかくだから、みんなで怖い話大会しましょうよ。第一回!」
魔剣『二回目だよー』
女勇者「へ? 私が知らないところでそんな…」
魔王「戦士が居った時である。貴様が知る筈もないわ」
僧侶「あー、確かにそんな事があったような」
盗賊「馬鹿らしい。俺は不参加」
女勇者「えぇー! ……あー」
女勇者「師匠、本当は怖い話苦手なんでしょう?」
盗賊「……何」
女勇者「えぇ、えぇ、わかります! 怖い物って誰にでもありますもん!」
盗賊「舐めた事言ってるんじゃねぇぜ。そんなもんで怖がるほど肝は小さくない」
魔剣『強がってるとこがまた、ねぇ?』
女勇者「はぁい」
盗賊「こいつらは……!」
僧侶「まぁまぁ、いいじゃないですか。他にする事もないし、付き合いましょう?」
盗賊「…僧侶が、そういうなら。仕方がない……」
魔王「えっ、するの…」
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