過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その2
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313: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/02/18(土) 04:59:36.58 ID:KFwOjiD50
王の間


どーん・・・どーん・・・


王「何か音が、こちらに近づいてきておらぬか…?」

親方(一体何をしようというのかね、魔王)

大臣「ええいっ! 兵士どもは何をしているのだ!」

大臣「陛下、そろそろ城を離れるべきです。避難を」

王「ならん。王たる我がこの場を離れては兵どもに示しがつかん」

大臣「その様な事を申している場合ではありませぬぞ!」

親方「陛下、ここはお逃げになられるべきです。貴方ほどの逸材を今この国が失うべきではない」

王「敵に背を向け、逃げる事が王のすべき事か?」

親方(ふん…人としての選択と見ては間違いではない。しかし、王の選択ではないな)

大臣「時に上に立つ者は何かを犠牲にしてまでも逃げて生きなければならないのです!」

大臣「貴方様は我々の希望…!」

王「……やむを得ぬか」

親方(そうだ、ここでこの男を死なせるには惜しい)

王「すまない。皆の者、この王が逃走する事、許せよ…」


どっかーん!!!


「!?」

ぼろぼろぼろ・・・

王の間の壁の一枚が崩れ、向こう側から人影が1つ。

魔王「見 つ け た ァ ア〜……」

魔王だ!

大臣「何だアレは!?」

親方「……」



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