過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その2
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sagesaga]
2012/01/21(土) 05:35:55.11 ID:AyyCNcUZ0
魔王「魔剣! なぜあの様なサビだらけの鎧すら切れなかった!」

魔剣『わ、わっかんないよそんなのぉ〜!』

女勇者「これを今まで身につけてきたからこそ、私は今まで何とかやってこれたんだと思います」

僧侶「その鎧1つでですか?」

女勇者「あ、ちゃんと剣もあるんですよ! 全部お父さんからの貰い物だけど」

盗賊「父親って、まさかそいつはお前の家に滞在しているのか」

魔剣『どうして?』

盗賊「……前に話しただろ。勇者の父親ってのは」

女勇者「お父さん、死んじゃいました」

僧侶「え!?」

女勇者「ですから、今この世に存在する勇者たちが、恐らく最後の勇者って事になっちゃいます」

女勇者「だからこそ……私は魔王を倒さなければいけない」

盗賊「おいおい、そんなビッグニュース聞いてねぇぞ…」

女勇者「お父さん、最後はひっそりと静かに亡くなっちゃいましたから」

女勇者「真実は私だけが知っています。誰にも言う気はありませんでした」

魔王「……しっかり今申したではないか」

女勇者「あなたたちを信頼して言ったんです。この人たちならって」



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