過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その2
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588: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/03/02(金) 03:57:26.46 ID:nzq0XWkS0
僧侶「魔剣ちゃんの話を信じるとすると……まさか」

盗賊「僧侶、心当たりがあるのか」

僧侶「……牢から解放してくれたあの女戦士さん」

女勇者「あっ!」

魔剣『痴女だよ〜』

盗賊「痴女っ!? ど、どんなだ…!」

女勇者「師匠やらしー……」

僧侶「助けていただいた恩人をあまり疑う様なマネはしたくはありません」

僧侶「もしかすれば間違って持っていってしまったか。違う剣を手に入れてきてしまったか」

魔王「いや」

魔王「痴女の事よ。おそらく故意に貴様の剣を持ち去ったに違いあるまいて」

女勇者「そんな! だってあんなに親切でいいお姉さんが泥棒なんて考えられないです!」

僧侶「ええ、私も同感です。あの方は悪い人には見えなかった」

魔王「貴様らは表面しか見えておらん愚か者どもだな!」

魔王「余は確かにあやつの口から聞いたぞ。牢を破壊した後『必要な物が手に入っただけ良しとした』と」

僧侶「え…?」

魔王「先に奴は助けてくれる条件を要求しようとしていたな。だが、それを撤回してそう申した」

盗賊「……俺はその時の話を聞いちゃいなかったが」

盗賊「その痴女、どうもきな臭いぜ」

女勇者「うそー……」


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