過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その2
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/03/15(木) 02:35:45.71 ID:vfP0HmSO0
遊び人はこちらをニタニタと笑いながら窺っている。
僧侶「……」
盗賊「おい、俺が敵に隙を作る。お前はその瞬間を狙って行け」
魔剣『でもそんな事してたら盗賊ちゃん今度こそ殺されちゃうかもよ?』
盗賊「くくっ、俺はそう弱くねぇ……!」
僧侶「大丈夫。やられてしまう前に私が回復魔法を唱えますから」
盗賊「あ、うん……」
魔王「全く持って心許ないが貴様らがそうしたいと申すなら聞き入れてやる」
魔王「足手まといにはけしてなるのではないぞ! その時は余が仕留めてくれるからな!」
盗賊「なんで仲間に殺されなきゃいけねーんだぜ!?」
魔剣『それ今さら言うんだね』
僧侶「誰も殺させやしません。私がすぐに治します」
僧侶は魔王へ回復の呪文を唱えた!
魔王「むっ」
僧侶「先程魔剣ちゃんで刺された傷、それと戦闘でのダメージ」
僧侶「相当無理をなさっていたのでは……?」
魔王「大したことないわ! 余には回復なんぞ不要だと何度申させるつもりだよ!」
盗賊「お前はどうやったら死ぬんだよ…」
僧侶「……本当に何者なんですか、勇者様は!」
魔剣『魔法きたよー!』
炎がまるで龍の様にうねりを上げ、魔王たち目掛けて放たれてきた!
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