過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その2
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746: ◆KzQg0Q/KK6[sagesaga]
2012/03/15(木) 02:41:36.83 ID:vfP0HmSO0
僧侶「避けきれない!」

魔王は魔剣を振るって炎を掻き消してゆくが、それでも炎は何処からともなく、不特定の位置から飛ばされてきている。

魔剣『何か軌道も変! 全部変です!』

魔王「ここで囲まれて丸焼きになるわけにもいかん、僧侶が」

僧侶「私だけですか!?」

魔剣『勇者ちゃんはこれぐらいの炎なら平気だもん〜』

僧侶(これに焼かれて平気な人間がいるわけがない……!)

僧侶「勇者様!」

魔王「あの男のわけのわからん動きに対抗するには貴様の強化魔法が必要だ。だから絶対に死ぬでないぞ」

僧侶「あ……は、はい…!」

炎の中、僧侶を抱えながら次々と襲いかかる火球を回避しつつ、町中へ逃げる!

僧侶「勇者様! こっちには関係のない人たちが!」

魔王「あのまま広場にいてはただの的になりかねん。ここは狭い道で攻撃を避けながら応戦する!」

魔王が走り去った道は炎によって焼き払われつつある!

僧侶(もはや私たちを殺せさえすれば、町はどうなってもいいんだわ!)

僧侶「だ、ダメ……!」ジタバタ

魔王「動くなァー! 落とす!」

僧侶「ダメ! 戻って! このままでは町が燃えてなくなってしまう!」

魔王「こんな町は燃えて消えてしまおうが構わん! 貴様もそうであろうが!」

僧侶「……お母さんが! お母さんまで消えてしまうのは嫌!」


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