過去ログ - 魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その2
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◆KzQg0Q/KK6
[sagesaga]
2012/03/29(木) 02:21:16.50 ID:y/yPb6y10
蟹男の左鋏が大きく開かれると、そこから一本の太く鋭い針が射出される。
エルフが起こす魔法を掻い潜りつつ、直線を描きながらそれは向かう!
蟹男『俺の技はかなりヘヴィに響く、ぜ……』
エルフ「横に反れればこれぐらい」
蟹男『甘いッ!』
エルフは、こちらに真っ直ぐ飛んでくる針を横に移動することで回避しようとした。だが、回避直前で針が炸裂!
針の中から、弾ける様に飛び出してきた無数の細かな針。付近に一瞬でバッと飛び散ると
エルフ「ぐぅ……っ……!?」
飛びだした針の数千本がエルフの体へ突き刺さる!
4「一本と見せかけていっぱい! まさに卑怯! ……かな?」
蟹男『卑怯もらっきょうも大好物だァー!!』
エルフ「あ、ぐ」
エルフ(少しまずいかもしれない。体の自由が……)
蟹男『その針は少々特別性でな。神経毒を仕組んでいる』
蟹男『既に立つ事もままなるまい。ふん、膝をつけよ! 愚かなエルフの娘よ』
エルフ(ダメ。ここで崩れては、負けてしまう)
エルフ(この先に、行かれてしまう。それだけは阻止しなきゃ)
4「跪けェ!」
4は立っていることすらやっとな状態のエルフを杖で殴り飛ばした。
エルフ「ぐうっ!」
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