過去ログ - 御坂「とらっ!」一方通行「ドラァあああっッ!!??」食蜂「そのにっ☆」
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12: ◆Mx7XGp.7IA
2012/01/18(水) 18:13:09.46 ID:+vCo3qfg0


突き抜けて朗らかな彼女の笑顔に一方通行の鼓動も早まるが、現れたのは冷静に過ぎる態度であった。


内心は、


(おいおいおいおい!!やべェよ……イっちまいそォだよ……!!色んなもンが漲っちまうぜェ……!!!ききくくここけけかかきこきこきくかかきここ!!!!!)


などという様子なのにも関わらずである。


しかし、元来の無表情さに加え、彼は内心の動揺を隠すのに長け過ぎていた。


隠さなかったら隠さなかったで危険な男だと見なされてしまうかもしれないが、これではそっけない様子に映ってしまうかもしれない。


「そ、そうですかぁ?あ、一方通行さんも何かサービスしますよ?なんでもたのんじゃってください!盛るぜー!ちょお盛るぜーーー!」


「そォかい。……じゃァ、この辛味チキンを頼む」


踊りだしそうな脚を両手で無理やり押さえつけ、いつものクールさを完璧に装って注文する。


(ちっきしょォぉぉおおお!!!なンか気の利くセリフでも吐くンだ一方通行!!俺の狡い頭は何の為に存在してやがる!!!)


「ちょっと一方通行!図々しいわよ!」


「いやぁ!良いって良いって!じゃあちょろっと待っててくださいね!」


艶やかな黒髪を翻し、佐天涙子はキッチンに向かっていく。


その後ろ姿を、一方通行は精一杯目に焼き付けた。眼福なり。



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