過去ログ - 御坂「とらっ!」一方通行「ドラァあああっッ!!??」食蜂「そのにっ☆」
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5: ◆Mx7XGp.7IA[age]
2012/01/18(水) 17:57:57.13 ID:+vCo3qfg0


「………木原くン、俺、元気でやってるぜ」



亡き父を思う少年のように、哀愁と諦観を帯びた声を吐くのは、白髪で痩身の少年だった。


鋭い眼はぎらりと赤く、髪と同色の長い睫毛が一層眼に力強さを付与している。


中性的な体躯には、黒のスーツが張り付いていた。


疲れ切った表情を浮かべるこの男、名前は一方通行(アクセラレータ)、こんな見た目で日本人である。


先ほどまで徹夜で義理の父親(木原くン、別に死んでないよ。絶賛労働中だよ)の仕事を手伝わされていたため、当然思考能力も落ちる。


というより、徹夜明けの謎のテンションが思考に影響を与えていた。


この男らしくもないロマンティシズムに溢れた思考も、その影響の賜物だった。


「……暑い。五月だろ、これ……」


ゴールデンウィーク最終日だというのに徹夜で仕事という、保護者の身を気の毒に思うどころではなかった。


まさか、彼自身が手伝わされるとは思ってもみなかったのである。


研究者という立場上仕方がないことらしいが、一方通行にはただただ迷惑なだけだった。


しっかり給金をもらえるのが唯一の救いといえよう。


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