過去ログ - とある白虹の空間座標(モノクローム)
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13:作者 ◆K.en6VW1nc[saga]
2012/01/22(日) 00:08:05.22 ID:fjIUU0KAO
〜7月7日・序〜

御坂「黒子!!怪我はない!?」

白井「ご心配には及びませんわお姉様。心強いダンスパートナーがおりましたので」

そして運命の日。完全なる知性主義(グノーシズム)と科学サイドの全面戦争が勃発した夜……
避難民を誘導しながら敵兵を蹴散らして戻って来た白井が御坂の元に戻って来たのだ。晴れ晴れした顔で

御坂「ダンスパートナー?」

白井「ええ。敵に回すと厄介ですが、味方に回ればこの上なく頼もしいお方と」

それは御坂をして初めて見る類の笑みだった。
晴れやかで、爽やかで、静けささえ感じさせる穏やかさの中――
うっすらと頬を染め、かすかに瞳を潤ませた、御坂の知らない笑顔。

白井「わたくしも負けてはおられませんの!お姉様また後ほど!!」

御坂「くっ、黒子!!?」

夜明けが近づきつつある暁闇の空の下、白井は駆け出して行く。
その小さな背中が、細い肩が、御坂の手さえ届かないほど遠くまで。そして

御坂「……あれ?あの子――」

そこで御坂は気づいた。白井のトレードマークとも言えるツインテールを纏める大きな赤いリボン……
その内一つが失われ、紅茶色をした髪型ふわふわと揺蕩っている事に。今更のように――




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