過去ログ - ジュぺッタ「あたし、メリー。今あなたの後にいるの」
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40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/01/23(月) 22:57:08.88 ID:iydNXEOb0
俺の決意、それはぺタ子との決別だった。彼女は妻以上に俺に付き添ってきた。だからこそ、だからこそ俺は最期を見せたくなかった。

ようやく筆を置いた。メッセージカードを書き終えたのだ。

ぺタ子は孫に譲るつもりだった。それが、俺にとっても彼女にとっても幸せだろう。

一人、部屋で「じゃあな、ぺタ子」と呟いた。彼女が喋るはずないのに。

一人、部屋でさめざめと泣いた。彼女が別れを惜しんでくれるはずもないのに。

…いや、生きていたとしても別れを惜しんでくれるとは限らないのに。

涙を拭い、ゆっくりと箱に彼女を入れ、丁寧にデコレーションをする。

「さよなら」なんて声が聞こえた気がした。いよいよ、このジジイは耄碌してきたようだ。

柱時計が6時を知らせる。

孫「おじいちゃーん!ごはんだよー!」

孫の声で、ゆっくりと箱を持ち階下へと降りていく。

息子「親父、最後の日なんだから早く」

男「はいはい…全く最近の若いモンはせっかちで困るわい」

息子「やっときたか。ほら座って座って」

男「待て、おーいユキナリ。ちょっとこっちにこい」

孫「どうしたのー?おじいちゃん」トテテテ

男「クリスマスプレゼントだ。開けてみなさい。」

孫「何何ー?ジンテンドーDSA?プレイスマート7?」

男「それは開けてからのお楽しみだ。」

孫が期待のこもった手つきで箱を開ける。


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