10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[sage]
2012/01/23(月) 20:14:33.01 ID:xTAOVRlAO
唐突な質問ではありますがが、皆様は『非現実』という事柄に直面した経験がおありだろうか。
私、杉下右京は――誠に、いや本当に大変ながら、現在進行形でソレと向き合っております。
人間、認めたくない物があるとしばしば現実逃避に走ってしまいますが、私もその例に漏れずエスケープ中にございます。
?「…………」
これ。
これですよ皆様。え? お分かりになられない?
このプカプカ浮いている、羽を背中にくっ付けた妙ちくりんな奴が見えないと仰る?
そう、ソレも問題なのです。
この羽女(今だけはこう呼称しようと思う。何せ見た目からではどっちか分からないのだ)は私、杉下右京以外には姿が見えないようなのです。
こやつ、なかなかに変な奴でして、最近突然現れたと思ったらずっと私の後ろを付いて来やがります。
不審に思ってはいましたが、
杉下「もしかするとフラグ!?」
などと甘い考えを持っている内に、なんとこの羽女(よく見るとなかなか顔立ちは整っている)は我が家に――可笑しな話ではございますが『我が物顔』で上がり込みやがりました。
これはいかんと私思いまして、誠に如何ではありますが警察にお電話して来ていただいたのですが……
はい、お察しの通りでございます。
警察の方はあの羽娘(胸は無い。これが判断を難しくしている最大の要因だ)が見えず――私、杉下右京はイタズラのブラックリストに載る羽目になった次第でございます。ど畜生。
私、杉下右京自身としては、この怪しい臭いがプンプンする羽女(セミロング白髪の華奢な身体だ)の件を何とか解決したいと思っており――
杉下「今日こそ! 会話を試みる!」
――所存にござりまする。
しかし気の効いた言葉の一つも思い浮かび上がりません。
如何せん、私、杉下右京はさほど学に長けている訳でも無し。
ふむ、どうしたものか。
まぁ、男は度胸なのです。大体。多分。
杉下「お前……だれ?」
もう少し気の効いた言葉は無いのか?
黙れ小僧!
……失礼、取り乱しました。
さて、羽女(少し戸惑っているようだ。可愛い)の反応は、と。
?「人に名を訪ねるときは……自分から名乗るべきではないか?」
会話は出来るようだ。
ある意味で安心した。
しかし、成る程確かにごもっともだ。
名乗る程では無いが……まぁ、様式美とかじゃないかな。
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