過去ログ - 勇者「世界救ったら仕事がねぇ……」
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31: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:18:23.62 ID:Ccd+oFHRo
勇者「せっかく僧侶さんなら、教会でも重要な地位につけると思ったんですけど」

僧侶「私には向いておりません。現場で誰かを救う方が好きなのです」

勇者(ええ娘や〜)
以下略



32: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:18:54.08 ID:Ccd+oFHRo
勇者「その、戦士は故郷帰ってたから、僧侶さんはどうしてるかなって」

僧侶「わ、私はその、こうして、子どもたちのために生きています」

勇者「でも、戦士なんかかわいい幼馴染と結婚してるんですよ?」
以下略



33: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:19:17.53 ID:Ccd+oFHRo
勇者「それとも、あれですか、俺とその……して、戦士のところに行くって言うのでも」

僧侶「……」

勇者「僧侶さん?」
以下略



34: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:19:50.21 ID:Ccd+oFHRo
勇者「お、おお?」

貴族「うん? なんだ、貴様!」

僧侶「あら、貴族様ではありませんか」
以下略



35: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:20:22.73 ID:Ccd+oFHRo
貴族「ふん、こんなところまで何をしにきた」

勇者「かつての仲間に会いに来ちゃいけないっていうのかい」

貴族「会ってどうするつもりだ。ま、まさか、また何か大きな闇がっ!」
以下略



36: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:21:04.01 ID:Ccd+oFHRo
貴族「いや、僧侶さんの淹れたお茶はすばらしい」

僧侶「そんなこと、貴族様がいつもよい葉をご用意していただけるからですわ」

勇者(うおお、そこまでモーションかけてんのか)
以下略



37: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:24:06.35 ID:Ccd+oFHRo
僧侶「それだけではなくて、度々、こうしてお出でくださって、お手伝いまで」

貴族「いやなに、わが国の領民を守るためだ。むしろ、僧侶さんには頭の下がる思いだよ」ハッハッハ

勇者「頭上げてんじゃん」
以下略



38: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:25:01.42 ID:Ccd+oFHRo
一時間後。

勇者「はぁーっ、はぁーっ、つ、疲れた」

貴族「だ、だらしがないですな、勇者殿」
以下略



39: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:25:51.77 ID:Ccd+oFHRo
貴族「しかしだな、元々は僧侶さんが私を尋ねてこられたのだ」

勇者「それは孤児院設立のために、協力者を探していたからだろ?」

貴族「うむ。彼女の熱弁を聞いて、私も気づいたのだ……わが国がなぜ魔物に押されていたのか」
以下略



40: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:26:23.09 ID:Ccd+oFHRo
貴族「つまりだな、僧侶さんに安全でいてもらうために、結婚を申し込んだのだ」

勇者「勝手なやつだなー」

貴族「何を!」
以下略



41: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:26:49.64 ID:Ccd+oFHRo
僧侶「お二人とも、薪は……って」

勇者「おー、僧侶さん。ちょっと一本試合をするから、待っててくれ」

僧侶「だ、ダメです! 勇者様! その方は大事なお客人なんですよっ」
以下略



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