過去ログ - 勇者「世界救ったら仕事がねぇ……」
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41: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:26:49.64 ID:Ccd+oFHRo
僧侶「お二人とも、薪は……って」
勇者「おー、僧侶さん。ちょっと一本試合をするから、待っててくれ」
僧侶「だ、ダメです! 勇者様! その方は大事なお客人なんですよっ」
42: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:27:20.70 ID:Ccd+oFHRo
僧侶「もう、お二人とも、はしゃぎすぎです! 貴族さんは気絶してしまうし」プンプン
勇者「いや、それは僧侶さんが……」
少女「……」ジーッ
43: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:27:50.57 ID:Ccd+oFHRo
僧侶「そ、そういえば、肝心なことを聞き忘れていましたね」
勇者「なんでしたっけ」
僧侶「その、勇者様は、どうしてこちらに?」
44: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:28:30.48 ID:Ccd+oFHRo
帰り際。
勇者「参ったな。この調子だと、仕事を見つけるなんて出来そうもないぜ」
貴族「……待て!」
45: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:28:59.72 ID:Ccd+oFHRo
勇者「バカらしい、仮にも英雄の家族をそんな風に扱うかね」
貴族「どうかな。我が家も建国からの名門であるが、いまやないがしろにされつつある」
勇者「……あっ、それより、俺を雇うとかってのはどうよ!?」
46: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:29:46.20 ID:Ccd+oFHRo
貴族「王政の改革などと言っても、戦乱の後には保守派との長い地味な政治対決が待っている」
勇者「そ、それは任せるけどさ」
貴族「つまり、貴様は戦が終われば離れてしまうのだろう?」
47: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:30:15.96 ID:Ccd+oFHRo
少女「あっ、弱そうなやつ!」
勇者「ああん?」
少女「もう帰るの?」
48: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:30:44.57 ID:Ccd+oFHRo
兵士A「こんなところに孤児院なんて作ったのか」
兵士B「元勇者の一行らしいぜ」
兵士C「ケッ、いけすかねぇな。大体、勝手に死んだ連中のガキを集めてどうしようってんだ」
49: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:31:24.40 ID:Ccd+oFHRo
勇者「なんだってんだ、あいつら。僧侶さんをこき下ろしやがって」
少女「あいつら、私のお父さんが助けを呼んだのに、助けてくれなかったんだ」
勇者「話が見えん」
50: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:32:02.56 ID:Ccd+oFHRo
故郷。
勇者「くそっ、どいつもこいつも役立たずだな! まあ、俺が一番の役立たずって説もあるが」
勇者「ん、人だかりだな」
51: ◆WPwc2pN1N6[sage saga]
2012/01/24(火) 22:33:02.01 ID:Ccd+oFHRo
勇者「おかしいな。魔法使いは賢者になったはずなんだが」
勇者「……その探検隊、ちょっと見に行きたいんですけど」
村人「あっ、今、お城で選抜をやってるそうですよ!」
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