過去ログ - 勇者「世界救ったら仕事がねぇ……」
1- 20
825: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/03(土) 22:21:22.50 ID:61Nj/Xxgo
元冒険者「見せてやるぜ、俺の闇の力をなぁ!」

戦士「お前の力じゃないだろ、それは」


元冒険者の口、鼻、目、耳、あらゆる穴から闇があふれ出してくる。
ぼぉぉぉ、という音も漏れてくる。闇の音色とでも言うべきか、噴出した闇が男の体を覆う。

戦士は後退しながら、背中の留め具を外した。
斧をまず一本、片手に持って構える。
何しろ戦士にとっては、武器を両手に持つ事は考えにくいことだったのだ。
……思い切り振付ければ武器の方が絶えられなくなってしまうので。

肌を闇色に染めていく元冒険者に向かって、戦士はいきなり斬りかかった。

ところが。
がいん、という軽い音ともに斧がはじき返されると、さすがの戦士も狼狽した。


戦士「こりゃ、骨が折れるぞ……魔法使い」

弟子A「げ。師匠相手で傷がつかないとか」

弟子B「俺達じゃ相手にならないってことっすか」

戦士「びびるな! 相手は同時に三人も相手にはできねぇ!」


叫ぶ戦士の視線の奥に、赤い目をした闇色の魔人が数人駆け寄ってきた。
これで、数の上でも有利がなくなる。

戦士は背中の留め具をもう一つ外して、両手に斧を装備した。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/502.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice