過去ログ - 勇者「世界救ったら仕事がねぇ……」
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900: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/07(水) 23:33:11.82 ID:cF3n7zHfo
南大臣「見よ、闇を奪われた骨魔物の彼も、力を得て活き活きと動いている」

骨魔物「活き活きは言いすぎだ……」カラカラ

南大臣「君達も感じるだろう、魔王の闇の力を」


吹き付ける波動は、確かに懐かしいざわめきを彼らに与える。
しかし、鳥魔物と虎魔物は、その感覚にこそ、激しい嫌悪感を覚えた。


南大臣「しかもこれのすばらしいところは、人間も利用できることであって……」


びゅばっ、という音が広間をよぎり、南大臣に突き刺さる。
鳥魔物から放たれた羽根が、まっすぐに大臣の頬に突き刺さったのだ。

南大臣はしかし、それをつまらなそうに振り払って落とす。
突き刺さった痕のひとつ、ふたつも見当たらない。


南大臣「……このように、些細な攻撃を物ともしない」

鳥魔物「人間、よもや、これが『魔王の復活』などと言うのではないでしょうね」

南大臣「その通りだ。魔王の統治能力を、人間も利用できれば、きっとすばらしい社会が作られる」

鳥魔物「そのくだらんクス玉が統治能力ですって?」

南大臣「システムの核と言った。魔王がいかにして、世界中に魔物を送り込むことが出来たか、それを再現できるのだぞ」

鳥魔物「……」


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