過去ログ - 勇者「世界救ったら仕事がねぇ……」
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945: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:22:00.75 ID:d0DnM1M+o
―――テント。
魔法使い「……」
魔法使い(夢か……)
946: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:22:33.31 ID:d0DnM1M+o
魔法使い「……勇者。どうなったのか、言いなさい」
勇者「あれ見ろ」
947: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:23:04.19 ID:d0DnM1M+o
魔法使い「だって、あの闇の力を振り払うとき、光の玉って使ったでしょ?」
勇者「ああ、使ったな」
僧侶「あの、魔王が魔法を食らうようになったあれですね?」
948: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:24:04.11 ID:d0DnM1M+o
魔法使い「なんてことをって言われてもねぇ」
勇者「あいつ、勇者が嫌いみたいだったからな」
僧侶「好き嫌いで世界を滅ぼそうとしたのですかっ!」
949: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:24:31.94 ID:d0DnM1M+o
勇者「ん……あの場では、お前も倒れたしな。撤退は間違ってなかったとは思うが」
勇者「闇の力に対抗するなら、光の力といえば、俺の雷撃呪文が一番だろ?」
僧侶「そ、そうですよね」
950: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:25:01.69 ID:d0DnM1M+o
勇者「なんつーかさ、俺は、それなりに力のある人間だって自負はあるわけよ」
僧侶「それはもちろん、勇者様ですから」
勇者「うん。でもな、魔法使いが言ってたみたいに、俺って存在だけで、疎ましがられるっつーか」
951: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:25:36.59 ID:d0DnM1M+o
勇者「考えてみりゃ、あのハゲジジイも、俺を過剰に意識しなければ、あんなことをしなかったかも知れん」
魔法使い「そんなの……妄想よ。結果論よ!」
勇者「お前も前に言ってたじゃん。勇者はうかつに手を出せない存在だって」
952: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:26:23.09 ID:d0DnM1M+o
勇者「あ?」
魔法使い「そんなことは、絶対に、ない」
魔法使い「たとえ、世界中が、あんたが必要ないって思ってても……」
953: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:27:02.86 ID:d0DnM1M+o
僧侶「そうです!」
勇者「お、おう?」
僧侶「勇者様は、冒険の途中でも、率先して苦しんでいる子ども達を助けてくださいました」
954: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:28:22.59 ID:d0DnM1M+o
勇者「なんだよ、なんだよ! 俺はずっと、みんなに嫌われてると思ってたよ」
魔法使い「そんなわけないでしょ」
僧侶「そ、そうですよ」
955: ◆WPwc2pN1N6[saga]
2012/03/09(金) 20:29:28.19 ID:d0DnM1M+o
遊び人「いちゃついているところを申し訳ありませんねー」ヒョコ
勇者「うおおおっ! びっくりさせんな!」
遊び人「あ、訂正。盛り上がってるところを」
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