過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)
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278:350[sage]
2012/05/04(金) 03:16:32.72 ID:VncLR9Mdo
その女性は秋瑞絵里と名乗った。
今は亡き森村彩樹、親友の彩子の兄の関係者らしい。

岬の付け根、駐車場に隣接した展望公園の東屋で、アタシ達は自己紹介をした。
彩子は転倒のショックで気を失ったあと、意識を取り戻したがまだぼうっとしている。秋瑞さんは手際良く彩子の手当をしながら、アタシの行動を評価してくれた。
「良くここだと判断したわね悠子ちゃん、いい勘をしている」
セミロングの髪をかきあげて微笑む。笑顔が眩しい。
いや、そんな事より彩子が心配だ。
「それよりも、何がどうなったんですか?」
アタシはストレートに秋瑞さんに聞いた。
「彩子は何をしでかしたんですか?」
秋瑞さんは溜め息をついて答えた。
「彩樹の所に行こうとして、空を目指して猛ダッシュ。それを私が止めた訳」
やっぱり……。
「それでズッコケて気を失って、今はこう」
「彩子は、大丈夫なんですか?」
「身体は擦り傷だけ、骨には異常なし。もう少したったら気持ちもシャンとするでしょう」


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