675:嫉妬 お題:グラフィック 2/2
2012/07/20(金) 22:26:54.08 ID:DQdmFIRg0
一糸まとわぬ姿でパソコンに近づくと、夏子はマウスに手を置いた。
それに手を触れた途端にモニターは生き返り、眩しい光を放った瞬間、27インチの画面から
隆が作成中のレイヤーが大きく姿を現した。
そこに居たのは、視覚表現されたアニメ姿の夏子である。
丸みを帯びた大きな胸、シェイプされたウエストからの美しいヒップライン・・・
はちきれそうな肉付きのいい太ももに細くひき締まった足首。顔は童顔で目は大きく潤んでおり、
唇はつややかに光りながらいやらしく開いている。
肌は張りのある感覚をうまい具合に色の濃淡で魅せていた。
隆のセンスと、グラフィックされた自分に対して、強烈に嫉妬した夏子は豹変した。
強制終了したパソコンからは既に青白い電源ランプは消えて、
ベットの上で横たわる隆の肌がぼんやりと浮かんで見えているだけである。
「あなたは私だけよ。教えてあげるわ・・・・・」
夏子は、隆を夏子の口なしではいられない男にしてやりたいと企み、彼の足元から這い上がった。
違う生き物の様な動きをする舌は、すぐに隆を夢から引きずりおろす。
隆は夏子の髪に指を這わすと、小さく吐息を漏らしながら力を込めて髪を握りしめていた。
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