836:全館 ◆D8MoDpzBRE[sage saga]
2012/07/31(火) 15:51:52.80 ID:Gg4tw8cp0
NO.5 彼女たちの絆(お題:ロリ)◆HmfYvBHWkM氏
中途半端に重さを持ち込もうとするなら、もう少し思わせぶりな表現を多用すればいいと思った。表向き仲良し三
姉妹、背景にはおもっくるしい展開がある、っていうプロットを貫くには、絶対的に分量が不足しているので、もはや
思わせぶりに誤魔化すしか選択肢は残されてない。
書きたいものがありすぎて、雰囲気や方向性をまとめるのに失敗している典型だと思う。せめて喜劇タッチなシーン
とそうでないシーンは、たとえちぐはぐと言われても、くっきりはっきり書き分けないと、どっちつかずになってしまう。
この話の中では、喜劇の相とシリアスの相がめまぐるしく変わりすぎていて、最後の着地でバランスを失っている。
NO.6 若さゆえ(お題ロリ)◆InwGZIAUcs氏
良い意味で脳味噌が軽い話。コメディに徹するならここまで脳天気でなければならないという、優れた示唆を与え
てくれる。この手のコメディの優れている点は、細かい突っ込みどころなんかは総じてスルーOKな点だ。時代考証、
キャラクター設定、物理現象、e.t.c.……すべて無視して構わないという手形が約束される。
その分コメディが難しいのは、たとえ破綻していてもキャラは愛されないといけないし、ギャグは面白くないとい
けない点だ。そういう意味で、この作品の評価は読み手の好みに大いに依存してしまう。正直なところ僕が抱いた印象
は、キャラはテンプレートに貼り付けられた昆虫標本さながらのテンプレっぷりだったし、ストーリーは有り体に言え
ばドラえもんが女の子になっただけだった。
それでも好きな人は好きだという、テンプレものの強み自体は持っていると思う。
NO.7 てぶくろ(お題:ロリ)◆xaKEfJYwg.氏
いい話を書こうとして、実際にいい話なので、成功している。葛藤という装置は物語を書く上での、おそらくは最も
原始的かつ重要な要素なんだと思う。そこに分かり易く焦点を当てた構成が光った。
覚悟や犠牲と引き替えに葛藤のツタを一本ずつ解いていくというやり方は王道だけれど、小盛りながらもストーリー
に山を用意した展開は丁寧でよいと思った。
NO.8 海に還る(お題:500円玉) ◆IL7pX10mvg氏
カップルがいちゃいちゃするだけの話を、壁を殴りながら読んだ読者の立場に、若しくは壁の立場になって欲しい。
カップル同士によるカップル同士だけが相互に理解できる(若しくは理解したつもりになれる)会話がことさらに壁を
殴る手の勢いにブースターをかける。おかげで壁のライフはゼロだ。近所にも迷惑である。
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