過去ログ - 文才ないけど小説かく(実験)
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9:さびしんぼ 5/6 (お題:ずる休み)  ◆lIMoc3EH5Q
2012/01/24(火) 21:54:32.49 ID:8CCH9KsV0
 ___こんな性癖なんてなかったのに
 これから私は車に轢かれるのだと言うこと。
 ___おれは一体…。
 だから混乱していたのかもしれない。
 ___轢かれる…。
 ___轢かれる。轢かれる。轢かれる。俺は轢かれる。このまま木っ端みじんに。…ああ。ああああ。ああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!
 予想通りのヘッドライトは、朝霧の中、蠱惑的に目を惹き付ける。ああ、やっぱりと思うと急に混乱していた頭の中が整
理されていくようだった。心は何処までも穏やかで。凪のみなもみたく。
 ヘッドライトは大きくなり、煌々と路を照らす。異世界に続くような。いざなうような二本の輝線はますます大きくなっ
ていく。
 思いだした。48日目になぜ夢を思い出せなかったのかを。あの時も確かこんな幻想的な風景だった。あの時もやっぱり俺
は車に轢かれそうで。だから必死になって考えたんだ。逃げようとしても車は追ってきた。だから考えた。あの時俺は、考
えに考えた。でもやっぱり分からなくて死に物狂いに言ったんだ。


 「これは夢だ」

 
 「うわあああぁぁっ」
 目が覚めた。俺は布団から上半身を起こしていた。48日目とはちがう。今日はちゃんと覚えていた。俺は正夢を回避した
んだ。二度目もしっかり___

 「あーあ、つまんない轢かれれば良かったのに。お兄さんみたいな優しい人ならずーっと、一緒に道端に居ても退屈しな


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