過去ログ - 暦「全員のを、揉んでみるか……」
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395:まどちくび ◆W8J6cxD/Bs[sage saga]
2013/04/09(火) 00:18:26.88 ID:BZJ6e6ZS0
「コートに知った顔がいたから少し観察していただけだ。 深い意味はない。 元気だけは有り余っているようで何よりだ。」

「ま、待て!」

自然に背中を見せて出口に向かって進む。
以下略



396:まどちくび ◆W8J6cxD/Bs[sage saga]
2013/04/09(火) 00:28:35.11 ID:BZJ6e6ZS0

市民体育館の外にある競技用トラックに向かって、この男と並んで歩いていると、一体何がどうしてこうなったのか、というなんとも言い難い気分になった。
私は間違ったことをしたのだろうか。
戦場ヶ原先輩の敵を敵視した私は、何か間違っていたのだろうか。

以下略



397:まどちくび ◆W8J6cxD/Bs[sage saga]
2013/04/09(火) 00:45:08.35 ID:BZJ6e6ZS0

果たして味わったのは、思い知らされたのは私の無知さの片鱗だったわけだが。

条件は悪くなかった。
日常的に走って移動している私は、崩して履くようなスニーカーではなく屋外用の
以下略



398:まどちくび ◆W8J6cxD/Bs[sage saga]
2013/04/09(火) 01:12:34.40 ID:BZJ6e6ZS0
「年を取ると自分の身体を上手く操縦できなくなっていくんだ」

ストレッチをしながら、貝木は呟く。
私はただただ身構えていた。
いや、体が固くならないようにストレッチをしながらではあったが。
以下略



399:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/11(木) 11:00:37.87 ID:DmcVfgKRo
おつおつ


400:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/20(土) 23:56:57.16 ID:+dYYx1/d0

「俺はここに自主練習に来ただけだ。 だからお前は偶然くっついてくる形になる」

ボールを蹴っている小学生が遠くにいるくらいで、それ以外に邪魔するものがいない。
トラックを眺めながら一人でぼやくような貝木の声は、嫌になるほど鮮明に、ゆっくりと自分の中に染み込んでいく。
以下略



401:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/21(日) 00:06:39.69 ID:ioE8A7NN0

それからは、ただ背中、背中だった。
ただ、どれだけ追いかけても引き離される。
どれだけ走っても引き離される。
いつからだろう。
以下略



402:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/21(日) 12:30:49.21 ID:v4r5IltZo
おつおつ


403:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/26(金) 00:43:07.25 ID:f/+eQZ5e0
「何が、」

何が悪いのだろう。
私はこんなに………がむしゃらに走ってきたのに。
頑張っているのに。
以下略



404:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2013/04/26(金) 00:54:03.77 ID:f/+eQZ5e0
この男と私で、何が違う。
………。
才能か。
才能というものなのか、やはり。

以下略



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