過去ログ - ふと思いついた小ネタ（スレタイ含む）を書くスレ１６
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59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/01/31(火) 13:21:45.77 ID:mgicXd0Jo
回復「よかったです」
砂王「勇者よ、貴殿の働きに報いたい　これらの宝物を受け取ってくれ」
回復「それらは王子様が受け継ぐのが相応しい品々だと思います
私の望みは困っている人を助けることです」
砂王「そうか……　では、隣の国の港町へ行くがよい
そこでは海竜が暴れて漁や貿易ができず人々は困っていると聞く」
回復「わかりました」
砂王子「おい！　水臭いぜ？　俺を置いていく気か！？
父上、よろしいですね　俺…じゃない私も世界を回って人々を救いたい！」
砂王「それもよかろう」
砂姫「王子様……いえ…どうかご無事で……」
砂王子「行ってくるよ」

回復勇者と砂王子は隣国の港町へやってきた
漁民「おお…！　あなたは勇者様！　それに砂王子！」
回復「そうです　海竜がこの近くの海で暴れていると聞きました」
漁民「そうです！　昔は海竜は海の神と俺たちも崇めていたんでやすが
近頃凶暴になっていくつもの船を沈めてるんです！」
砂王子「よっしゃ！　そいつを切り身にしてやりゃいいんだな！　任せろ！」

二人は漁民の操る船に乗り、海竜の現れる海域にやってきた
ﾎﾟﾂ…ﾎﾟﾂﾎﾟﾂ……ｻﾞｧｧｱｱ……ﾋﾟｶｯｺﾞﾛﾛﾛｰｰｯ!
回復「嵐です」
漁民「奴が現れるときはいつも嵐ですぜ！　来ますぜ！」
ｻﾞｻﾞｻﾞｧｧｧｧｱｱｱ……ﾄﾞｯﾊﾟｰｰｰﾝ!!
海竜「ギャオオオオーーーン！！」
砂王子「な、なんて大きさだ！　金字塔より大きいんじゃないのか！？」
海竜「ギャオオオオーー！」ﾋﾞﾋﾞｨｨｰｰｯ!
漁民「ああーー！　俺の船があああーーー！！」
砂王子「なんて怪物だ！　くそっ！　食らえ！」（剣投げ）ﾌﾞﾝｯ!　ﾌｫﾝﾌｫﾝﾌｫﾝ!
海竜「ギャ？」ｶｷｨﾝ
砂王子「なんて鱗の硬さだ！　こんなのどうすりゃいいんだ！
お、おい！　勇者！　戻れ！　殺されるぞ！！」
回復「あなたの右の奥から２番目と３番目の歯は虫歯ですね」
海竜「ギャ……」ｽｩｩｯ……
漁民「おお…！　海竜が頭をたれた！」
回復「回復…」ﾃｨﾛﾘﾛﾘｰﾝ
海竜「ギャオーン♪　ギャオ！　ギャオーンン♪」ｻﾞﾊﾞｻﾞﾊﾞｱｯ!
回復「よかったで」ｻﾞﾌﾞｰﾝ
砂王子「勇者ーーー！」

海に落ちた勇者は、人魚たちに助けられた
人魚「もし…？　陸の殿方……」
回復「……あ　今、起きました　私は回復勇者です」
人魚「やっぱり回復勇者様でしたか　女王様がお呼びです」
回復「わかりました」

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