過去ログ - 蛇足 とあるフラグの天使同盟 ?匹目
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838: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 13:58:29.25 ID:uTxQLaY9o

イギリスはロンドン。ランベスの一角にある『必要悪の教会(ネセサリウス)』の
女子寮の近く、人気のない路地裏での事であった。『天使同盟(アライアンス)』の
構成員、垣根帝督は目当ての女の子の好みのタイプをクラスメイトの友人に聞いて
くるよう頼むくらいの気軽さで、『天使同盟』の駒として活動するセレマ教の
以下略



839: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 13:59:26.37 ID:uTxQLaY9o

垣根と会話をしている魔術師が平坦な声色で返す。


「渋るなどとんでもない。 先ほども申し上げました通り、
以下略



840: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 14:00:23.04 ID:uTxQLaY9o

「問題ってなんだよ」

「レイヴィニア=バードウェイ。 垣根様はその女の詳細を存じ上げて
 おられないでしょうが、バードウェイは『明け色』のボスの座に君臨
以下略



841: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 14:01:14.10 ID:uTxQLaY9o

『明け色の陽射し』を率いるボス、レイヴィニア=バードウェイ。
『黄金』系の魔術結社の頂点に君臨する魔術師だけあって、その
実力は折り紙つき。アジトの捜索自体は容易に行えるものの、
その際にバードウェイと接触してしまう可能性を黒のローブは危惧していた。
以下略



842: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 14:01:53.56 ID:uTxQLaY9o

結局、折れたのは魔術師側だった。三人は垣根の指令を了承するや否や
何らかの術式を使ったのか、その場から音もなく霧のように姿を消した。

垣根は満足そうに笑みを浮かべると、踵を返して女子寮へ戻った。
以下略



843: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 14:02:50.77 ID:uTxQLaY9o

垣根のポケットから携帯の着信音が流れた。ついさっきローブの魔術師と
別れたタイミングでの着信。さすがに早すぎると垣根も彼らではない誰か
からの連絡だと思いながら電話に出たのだが、

以下略



844: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 14:04:09.37 ID:uTxQLaY9o

「だったらさっき路地裏で場所教えてくれりゃよかっただろうが……」

『そのようなご命令は承っておりませんでしたので』

以下略



845: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 14:04:49.97 ID:uTxQLaY9o

「つーワケで俺はお暇させてもらうが……お前らどうする? 一緒に来るか?」

「行きマス行きマス。 『黄金』系の魔術結社と直に対面する機会なんて
 そうそうあるもんじゃないデスからねえ。 『明け色』のボスには個人的に
以下略



846: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 14:05:36.02 ID:uTxQLaY9o

すると机の上で気怠そうに突っ伏していたシェリー=クロムウェルが
これまた気怠そうにパタパタと手を振って、


以下略



847: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 14:06:11.73 ID:uTxQLaY9o

「おーい垣根帝督。 あなたどこへ行こうとしてるのよ?」

「チッ、さっさと出て行きゃよかった」

以下略



848: ◆3dKAx7itpI[saga]
2012/04/13(金) 14:06:45.76 ID:uTxQLaY9o

ドレスの少女は垣根達と行動を共にするつもりのようで、アニェーゼ達に
軽く手を振ると軽い足取りで垣根の下へ歩いていった。
と、何やらルチアの様子がおかしい。まるで何かを迷っているように
視線を左右に揺らして物申したげにしている。
以下略



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