過去ログ - 黒子「じゃっじめんと、ですの」
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32:「なかよしですの」[saga sage]
2012/01/28(土) 18:35:49.46 ID:taakegjCo
 
 ああ、と美琴は頷いた。

「麦野さん、ちょっと」

「なに?」

「耳貸して」

 そして耳打ち。
 麦野は神妙な顔で聞いていたが、やがて難しい顔になり、そして頷いた。

「んー。そっか……」

 複雑な顔で、それでも半分笑いながら、麦野は絹旗の頭に手を伸ばす。

「あんた、ヤキモチしてたんだ」

「なっ」

「そう言えばそうよね。滝壺は浜面に取られたし」

「ち、超違います!」

「フレンダはフレメアばっかりだもんね」

 絹旗の頭を撫でる麦野の顔は、半笑いからニヤニヤに変わっている。

「それで、私まで黒子ちゃんを可愛がったらもう堪忍袋の緒が切れたって?」

「だから、超違いますって!」

 麦野の手から頭を引き離す絹旗。

「いいのいいの。そっか。絹旗、可愛いね」

 ううううう、と唸る絹旗の顔は真っ赤だ。
 その絹旗の肩を誰かが叩く。
 振り向くと、そこには黒子。

「……なんですか」




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