過去ログ - 妹の手を握るまで(その2)
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3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/01/28(土) 23:07:01.02 ID:OgGbePyto
翌朝目が覚めたとき、あたしはお兄ちゃんの腕の中で裸で抱かれていた。
そういえばブラとパンツはお兄ちゃんに(結構乱暴に)脱がされ、そして激しい行為の後にぐったりとしたあたしはそのまま裸で眠ってしまったのだった。

・・・・・・本当の幸せというのはこういうことを言うんだろうな。部屋の温度はすごく低かったけどあたしはお兄ちゃんの暖かい腕の中で守られ少しも寒いとは思わなかった。丸裸だったのに。
あたしは顔を動かしてお兄ちゃんの顔が見られるようにした。お兄ちゃんの寝顔が見たかったから。

でもお兄ちゃんは起きていた。そして何か難しい考え事をしているような表情だった。その表情に少し不安を覚えたあたしだったけど、すぐに好きな男の人に愛された女の幸せがその不安を打ち消してくれた。

「・・・・・・・お兄ちゃん」
あたしはお兄ちゃんの胸に顔をこすり付けるようにして甘えながらお兄ちゃんを呼んだ。

「え」

「何考えてるの」
あたしはその姿勢のまま微笑んだ。

「起きてたのか」
お兄ちゃんはびっくっりしたように言った。

「何か難しい顔してたよ」
あたしは、重なり合って寝ているせいで不自由な両手を苦労して何とかお兄ちゃんの体にしっかり廻して抱きついて、そしてお兄ちゃんにキスした。

「おはよ」

「ああ。おはよう」
難しい顔をしていたお兄ちゃんが意外と穏やかな声で言った。

あたしを悩ますその声、その手、その表情。
あたしはお兄ちゃんに再び告白した。今度は穏やかな落ち着いた気持ちで。

「お兄ちゃん、好きだよ」


「・・・・・・うん。俺もおまえのこと好きだ」
お兄ちゃんは静かに言った。
その時あたしの心の中でお兄ちゃんと過ごしてきた17年間の記憶が一気に押し寄せてきた。辛い日々もあったけどようやくお兄ちゃんはあたしを好きと言ってくれたのだ。

「やっと言った・・・・・・長かったな」
あたしは小さく呟いた。それ以上はっきり喋ろうとすると涙声になってしまいそうだから。
あたしはもうお兄ちゃんと相思相愛の仲だった。
今ではお兄ちゃんのためなら何でもできるとあたしは思った。

「・・・・・・今何て言ったの?」
お兄ちゃんが聞いた。あたしはそれには答えずにお兄ちゃんの硬く大きくなっているところに初めて手を這わした。ためらいも恥じらいすらなく。

「何でもないよ。それより昨日の夜みたいにまた大きくなってるよ」

「おい」
お兄ちゃんは慌てたように言ったけどあたしの手の中のそれは更に膨張したみたいだった。

「また変な声出しちゃってごめんね」
もうあたしはそのことはあまり気にしていなかった。

「・・・・・・いや。おまえの声可愛かった。ずっと聞いていたかったよ」
お兄ちゃんは初めて聞くような優しい口調であたしに言った。

「そか」
あたしはあたしの恋人に再び微笑んだ。

「結構寝たの遅かったけど、もう少し寝るか?」

「今日学校お休みだし、今日はここでゆっくりする」

「うん。俺も大学さぼるよ」

「いいの?」

「俺も今日はずっとこうしていたいし」


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